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2010/11/17

■SOUTH PARK■ 音楽ビデオをパクったとして訴えられる

『SOUTH PARK』のクリエーター、MATT STONEとTREY PARKERがウェブサイト、COLLEGEHUMOREから『INCEPTION』のパロディを拝借したことで謝罪してから1ヶ月も経たないうちに番組はまたもや盗作の糾弾に直面している。

アニメのヒット番組のプロデューサーたち(VIACOM、COMEDY CENTRALを含む)は大流行した「WHAT WHAT (IN THE BUTT)」の音楽ビデオをパクッたとして訴えられている。

ビデオはSAMWELLの歌を元にBROWNMARK FILMSが制作したもので、2007年に発表されて大ヒットとなり、PEREZ HILTONのサイトやVH1の『BEST WEEK EVER』にも取り上げられた。

ビデオはユーチューブで3300万回ダウンロードされており、サイトによると史上もっとも見られた音楽ビデオのひとつとのこと。

2008年、『SOUTH PARK』は『CANADA ON STRIKE』というエピソードの中でこのビデオを作り直して放映。SAMWELLの代わりに『SOUTH PARK』の登場人物のBUTTERSがフィーチャーされていた。11/12、BROWNMARK FILMSはウィスコンシン州の地方裁判所に著作権侵害の訴訟を起こした。「侵害は故意かつ意図的で、BROWNMARKの権利を無視し、踏みにじるものである」としている。

BROWNMARKは永久的な差し止め命令と最大級の損害賠償を求めている。

訴訟に対してCOMEDY CENTRALは「裁判所はつねに、パロディが憲法の言論の自由条項のもとに広範な保護を享受しいていることを認めてきた。私たちは『SOUTH PARK』の”WHAT WHAT (KN THE
BUTT)”の音楽ビデオのパロディが、言論の自由の元に著作権侵害の訴えから完全に守られることを信じており、その権利を力いっぱい守っていくつもりだ」と述べている。

興味深いことに、2008年のインタビューでBROWNMARK創立者のBOBBY CIRALDOとANDREW SWANTは「『SOUTH PARK』で取り上げられたことにまったくビックリしている」と述べ、「次の日にTREYとMATTにありがとうのEメールを送った」と語っていた。

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